2012年1月30日月曜日

フランス大使館からオーストリア大使館へ

本日、家族でフランス大使館へ。

9時の予約でビザセッションの列に並んでいるのは10人。
フランス大使館のビザセッション受付では完全なるフランス人の方に、流暢な日本語で対応していただきました。

「フランス入国の3か月前からしかビザ申請は受け付けない。9月にフランス入国予定なら6月からしか受け付けない。その時点でオーストリアにいるなら在オーストリアのフランス大使館でビザ申請してください。」とバッサリ。

ですよね~。HPにも「3か月前からしか受け付けない」と書いてあるし、それは分かっていて、それでも日本にいるうちにビザ取得できないかを知りたかったんですけど・・・。
これまでのメールのやりとりでそのことを何度も聞いていたのに回答してくれませんでした。

でも、想定内です。
もともとはオーストリア大使館にビザ申請するために書類を集めるついでに、メールでは埒が明かないから、フランス大使館にも直接行って詳細を聞いてみようぐらいの気持ちでした。準備は大変でしたが・・・

気をとりなおしてその足でオーストリア大使館へ。

日本人の受付の方が、ものすごく親切かつ丁寧に対応して下さいました。
大国フランスとの差が凄まじいです。
国によってこんなに違うんですね。
待っている間、「寒くないですか?」と暖房までつけて下さいました。
追加書類の提出もなく、家族3人分accept。申請料も無料。
途中から妻と息子は僕を置いてランチに出かけとるし。

これで少なくともオーストリアには行かれるわけだし、フランス大使館では確かに日本語で「オーストリアのフランス大使館でビザ申請をして下さい。」と指示されました。
まあ一歩は進んだと思うことにします。
これと前後して、在オーストリアのフランス大使館にも問い合わせをはじめました。

2012年1月29日日曜日

ビザ申請

私の場合、4月からオーストリア、9月からフランスというスケジュールを組んでいたので、
「オーストリアから一時帰国せずに直接フランスに渡れるのか?」
という問題があります。
引っ越しや飛行機のことを考えるとフランスビザを取るためだけに日本に一時帰国することは大変なコストです。
できればオーストリアに発つ前にフランスのビザを取得してしまいたいのですが、大使館のHPを見ると、「出国の3か月前からしか申請を受け付けない」とのこと。

フランス大使館に上記内容を問い合せはじめたのが2011年の夏。
しかし、フランス大使館に対するビザの問い合せは、
電話では受け付けられません。
もちろん日本語メールは無視されます。
メールの返事は1~2週間平気でかかります。
仏語で送れば少しは反応がいいかと思ってがんばって書いてみましたが、変わりませんでした。
しかも質問の内容に答えてくれず、けんもほろろ。
フランス受け入れ先の教授が直接大使館と連絡を取り合ってくださいましたが・・・

そうこうしているうちに出国まで3か月、「フランスに入れるの ?」とひそかに思い始めています。

仕方がないので、とりあえず必要書類を揃えて直接行ってみることにしました。
(訪館にはHPから事前予約が必要です)

 
1. 長期ビザ申請書(HPからダウンロード)
2. 証明写真
3. パスポート
4. 理由書(フリーフォーマット、仏語)
5. 労働しない旨の誓約書
6. 経済証明書 - 300万円以上
  • 銀行もしくは郵便局が発行した残高証明書銀行が英文で発行
  • 過去3ヶ月分の通帳コピーコピーを仏語翻訳(指定業者)→査証(大使館)
7. 滞在全期間をカバーした海外旅行保険加入証明書仏語版を保険会社が発行
8. フランスでの住居証明書→長期滞在用ホテルを3か月契約し契約書を郵送してもらった  
9. 18未満の場合、予防接種の証明(母子手帳)→仏語翻訳(指定業者)→査証(大使館)
10. 6歳から16歳までの子どもの場合、入学許可書
   →息子は5歳。且つ入学申込みは2月以降なので保留
11. フランス移民局申請書 Formulaire OFII(ダウンロード)
12. ビザ申請料金
13. 戸籍謄本仏語翻訳(指定業者)→コピー査証(大使館)

書類集めが大変でしたが、どうなることやら。
都内からのアクセスならまだしも、地方から来る方はよっぽど心労が絶えないと思います。

2012年1月24日火曜日

子供の学校

うちの息子は4月に6歳になります。
共働きのため日本では認証保育園に通っています。

インスブルックには日本人学校がないので、英語のみの幼稚園に入れることにしました。

日本にいれば来年の4月に小学校入学なのですが、フランスは9月から新学期が始まるので、息子は今年の9月から小学生です。

アグレッシブに現地校に入学?
外国人向けのインターナショナルスクール?
日本人学校?

の選択肢がありますが、
日本人学校は研修先から車で60km離れているとの情報。
毎日送り迎えで計240kmでは、パリ・ダカールラリーになってしまいます。
やはり英語ベースのインターナショナルスクールに入学させることにしました。

目を付けた小学校の入学の受付は2月からで、辞書を片手に入学願書を作成していきます。
5月の下旬に面接があるので来てくださいとのことです。

ちなみに長期滞在者には、日本大使館が日本人の在留小学生用に日本の教科書を配布してくれるみたいです。

2012年1月2日月曜日

受け入れ許可と職場の調整

行先が決まる過程はそれぞれだと思います。

自分が入れそうなポストがすでに埋まっていたり、アジア人がすでにアプローチしていたりすると難しいと思いますし、たまたまプロジェクトを走らせようとしているとか、過去に日本人と仕事をした経験があって印象が良かったとか、そういうポジティブな下地があって、はじめてinvitationにつながる気がします。
受け入れをお願いしていた時期に痛感しましたが、女の子に告白するのと似ています。

実は私は他の病院にもapplyしましたが、
「私のことを気に入ってくれたのはうれしいけど、実はつい先日彼氏ができたばかりなの。」みたいなお返事を何度か頂きました。

紆余曲折の詳細はここでは割愛しますが、自分が興味を持っている分野で活躍している先生から、交際OKのお返事をいただいた時は、本当にうれしかったです。

ならびに、交際を認めてくださった諸先輩方の後押しがなければ絶対に成就しないことでもありました。
ブログ内で恐縮ですが、大変感謝しております。






参考までに経過概要です。

3月上旬に先方とメールのやりとりを始め、
履歴書、推薦状、卒業証書(大学事務に英文申請)、医師免許書(厚労省に英文申請)を提出し、
5月下旬に受け入れOKのお返事を頂きました。
その後、現職場での調整をお願いして渡航時期を決定し、
11月はじめにinvitation letterをいただきました。
このinvitaion letterがないと次のVisa申請のステップに進めません。

2012年1月1日日曜日

受け入れ許可から出国までの準備


2012年4月からオーストリアのインスブルック大学、
2012年10月からフランスのストラスブール大学で研修させていただける機会をいただきました。

オーストリアへは、エコーを用いた軟部組織の硬さに関する臨床研究をしに行きます。
フランスへは、ロボットサージェリーと手関節鏡の研修に行きます。

現地での研修が可能になるまでに必要なことは、

1. 先方のProfにOKをもらう
2. 現在の職場と先方の受け入れ時期の調整
3. ビザをゲットする
4. 日本での身辺整理

です。ステップは4つですが、ひとつひとつが時間を使う作業です。
これから留学を考えている同僚、若手の方々の参考になり、少しでも現地の様子が伝われば幸いです。

というコンセプトでブログ立ち上げておりますが、途中から ”ぶらりヨーロッパの~” みたいなブログになるかもしれません・・・