オーストリアとフランス留学ブログ
2013年5月27日月曜日
近位列切除3点セット
PRCは20分台で終わってしまいます。
鉗子で骨をつまむか、写真のブーション("コルク抜き")と呼ばれる骨頭抜去器みたいな道具を月状骨に穿ってen blocに摘出しています。
別撮り。
ちなみに大菱形骨切除でも重宝しています。
キーンベックなのでブーションは使わず。
月状骨がポロッとしてしまいましたが、
一応en bloc。大きいハサミでジョキジョキいきます。
2013年5月16日木曜日
肋間神経剥離
Strasbourgから車で1時間半ほど北上したナンシーというところに、
動物実験施設があります。
本日、ナンシーでブタを使ったロボット支援下肋間神経剥離術を行いました。
これまで、腕神経叢損傷に対する尺骨神経や腋窩神経をtargetとしたロボット支援下神経移行術では、CO2ガスでworking spaceを確保していました。
多くのケースではretractorがないために展開が困難なことが多かったのですが、胸腔内の操作はspaceが十分にあり、剥離操作がはるかに快適でした。
コストの問題がありますが、
将来、ロボット支援下肋間神経移行術が有益な手技になると思います。
2013年5月8日水曜日
陳旧性SL解離
DISI変形を来しているような陳旧性SL解離に対しては、
フランスのMathoulin先生が考案した、手関節鏡下靭帯縫合術をしています(PMID:21602075)。
鏡視下にSL靭帯と背側関節包を縫縮するエレガントな方法なのですが、
なかなか縫合のtensionが難しそうです。
DISIが戻ってしまったり、逆にきつく縫いすぎて手関節の掌屈制限がでてしまったりしています。
2013年5月3日金曜日
SL由来のガングリオン
痛みを伴うガングリオンは、手関節鏡視下手術をしています。
SL由来の背側ガングリオンはmidcarpal portalからのほうが、valveにアプローチしやすいようで、ボスは多用しています。
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