Strasbourgから車で1時間半ほど北上したナンシーというところに、
動物実験施設があります。
本日、ナンシーでブタを使ったロボット支援下肋間神経剥離術を行いました。
これまで、腕神経叢損傷に対する尺骨神経や腋窩神経をtargetとしたロボット支援下神経移行術では、CO2ガスでworking spaceを確保していました。
多くのケースではretractorがないために展開が困難なことが多かったのですが、胸腔内の操作はspaceが十分にあり、剥離操作がはるかに快適でした。
コストの問題がありますが、
将来、ロボット支援下肋間神経移行術が有益な手技になると思います。