インスブルックは人口12万人との事前情報だったので、
小樽市みたいなところかなーと思っておりましたが少し雰囲気が違いました。
ヨーロッパにおける南北移動の交通要所としてイン川橋のたもとに集落が生まれ、これをインスプルッケ(イン川の橋)と呼んだのが始まりだそうです。
1363年にハプスブルク家が支配下に治めると、周囲の銀鉱山(当時はヨーロッパの銀のほとんどがここから採れていたそうです)などを資源に栄えていきます。
ハプスブルク家の女帝マリア・テレジア(マリーアントワネットのお母さん)にちなんだ「マリア・テレジア通り」が街の中心にあります。
マリア・テレジア通り 一番のショッピングモールですが、日曜日はほぼclose |
インスブルックでは
1964年 冬季オリンピック
1976年 冬季オリンピックと
第一回ユース冬季オリンピックが2012年1月から開催されています。
ウインタースポーツのメッカで、山の上では1年中スキーが楽しめるそうです。(冬は寒すぎて、夏は雪が少ないので、ベストシーズンは2,3月だそうです。)
実際に、スキーブーツを履いたまま市内のショッピングモールを歩いている人がいましたし(n=3)、足腰の弱いお婆さんが杖の代わりにスキーのストックをついているのも見ました(n=2)。
インスブルックはオーストリア、チロル州の州都です。
チロル州のイメージがチロルチョコレートの由来になったそうですが、チョコレートが特に名産というわけではないようです。
地元の人のチロル愛は強く、Tirolerと呼ばれ、
“Tirol”というwordを、“オーストリアの州のひとつ”というつもりで聞いていると、イタリアまで含めた範囲を指していて、あたかも別の独立した国家であるかのように話が進んでいることがあります。
チロル領 灰色の部分はイタリア領なんですが、 「南チロルだ」と言い切られます。 |
僕達が到着したころは、ちょうどキリスト復活祭で、町中に写真のようなイースターエッグがたくさん飾られていました。