2012年4月5日木曜日

ダニ媒介性脳炎

厚労省のHPによると、ダニ媒介脳炎は世界では6,000人/年 以上発生しており、中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパの多くの国々で流行しています。平成13年(2001年)に、オーストリアに滞在した日本人が滞在中に感染して死亡した事例も報告されているそうです。

マダニに咬まれて感染しますが、感染した山羊や羊等の未殺菌の乳を飲んで感染することもあるとされています。
中央ヨーロッパ型脳炎では、発熱、筋肉痛などのインフルエンザ様症状が出現し、2~4日間続きます。そのうちの約3分の1は、髄膜脳炎に進展し、痙攣(けいれん)、眩暈(めまい)、知覚異常などがみられるそうです。厚労省も中央ヨーロッパへの渡航者に対し、予防接種を薦めています。


とはいえ、日本で予防接種ができるところが少なく(e.g., 東京医大)、1回1万数千円かかります(免疫がつくまで計3回注射が必要)。
私たち家族は入国してから注射することにしました。


薬局で聞くと、保険が使えないので自費で購入(5千円/本)して、開業医さんに打ってもらってくださいとのこと。
針も付いているので、自分たちで打ち合うことを提案しましたが、何故か妻が拒絶。
結局、妻と息子は自宅近くの開業医さんに注射してもらい、私は後日職場の同僚に注射してもらいました。


こちらの人たちも、4年ごとに3回注射しているそうで、ちゃんとcareしているみたいでした。
中央ヨーロッパにいらっしゃる方は気にしてみてください。