2012年6月1日金曜日

オーストリアの医療費事情 (患者さん側から)


オーストリアで働く人は、毎月給料から通常800ユーロが公的な保険料として天引きされます。
余裕のある人は+αで私的な保険に加入します。
収入のない人、子供や老人には支払義務がありません。

そして薬、検査、診察にかかる負担金額は一部を除いてタダです。

公的な保険料でカバーされないのは、例えば、
関節リウマチに対する生物学的製剤
抗がん剤の新薬
7テスラのMRI検査
歯科のインプラント治療
特定の医師の診察
などが挙げられます。


オーストリアは家庭医制度なので、自分の住んでいる地域によって、必然的に担当医師が決まります。
その担当の家庭医が、専門的な診療や検査を必要と判断した際に、大学病院などに紹介されることになります。
とはいえ、緊急例のために予約外で受診することもできる枠があるので、家庭医を経由せずに大学病院を受診するケースもあります(いわゆるwalk in)。

近郊の街の風景
本文とは全く関係はありません。

公的な保険にしか加入していなければ、決められた家庭医にしか診てもらうことができないことになりますが、私的な保険に加入していれば、医師を指名できます。
大学病院で教授を指名して診てもらうことも可能です。

ですから、教授ご指名患者様専用病室なるものがあって、いささかセレブな雰囲気が感じられたりするそうです。