2012年5月28日月曜日

5月の天気

4月の雨から一転、ギラギラの日差しになりました。
退勤する17~18時はまだ太陽が照りつけているので、だいぶ日焼けしてしまいました。
すでに日照時間が長くなってきていて、21時まで外は明るいです。

それでも朝は息が白くなるほど寒く、何を着て家を出るべきなのかいまだに正解がわかりません。
(地元の若い子はTシャッツですが、朝は凍えそうです。)

ダニ脳炎の予防注射も2回終わったし、そろそろネイチャーを体感しに山へ行きたいのですが。
天気予報には図のようなマークが・・・


暑くなると、今度は雪崩が起こりやすくなるらしいんです。
マーチン(同僚)曰く、「カイン, プロブレーム.」なのですが、このマークはカインじゃないんじゃないかと。

2012年5月25日金曜日

職員食堂メニュー(インスブルック)

昼食はマーチン(同僚)と一緒に職員食堂でいただいております。
郷土料理が日替わりメニューに並んだときは、必ずチャレンジするようにしています。
サラダ、スープとセットで、働いていない僕は5.5ユーロ、職員は3ユーロです。



「シュニッツェル」
カツレツ
レモンを絞って、ジャムをつけます。
ジャムが脂っこさを消してくれて、食べやすくなります。


「クネーデル」
小麦粉のお団子


 写真ではホウレン草と一緒に練っていますが、中の具材はさまざまです。
大味なので、二つめに挑む時には、大きく息をついてから食べ始めます。


「シュパーゲル」
写真は他からいただきました。
ジャンボホワイトアスパラ

5月はシュパーゲルというホワイトアスパラが旬です。
ハム、ジャガイモと一緒にソースをかけて食べます。
最近まではシュパーゲル週間で、これが毎日メニューに並んでいました。
アスパラのサクサク感が楽しめる上、適度に水分が残っており、美味しゅうございます。


「シュペッツレ」
小麦粉を練ってゆでてあります。

ソースは毎回違うのですが、大抵はチーズ系のソースがかかっています。
チロルのチーズ料理は基本的にとても美味しいです。口当たりがよく、前半戦は小気味よくフォークが進みますが、味が単調なので後半戦で必ず手が止まります。


「カイザーシュマレン」
パンケーキ
セルフなので、何も考えずにサラダとスープも取ってきてしまいましたが、
「日本ではデザートと一緒にサラダとスープを食べるのか?」と笑われてしまいました。

2012年5月21日月曜日

ストラスブール小学校の入学テスト

フランスのストラスブールへ、6歳の息子のお受験に行きました。
フランスでは9月から新学期なので、日本より半年早く小学生です。

インスブルックからチューリッヒ、バーゼル経由でフランスのストラスブールへ。
オーストリアの西の端からフランスの東の端なので、一見近そうですが、鉄道で7時間かかります。



チロル州発行の家族割引カードのおかげでオーストリアとスイス国内の鉄道料金は半額です。
往復で160€/大人2人+子供1人でした。

20日の日曜15時に現地について、小学校を下見。そのあと引っ越し先に目星をつけるべく散策。
バス・トラムのアクセスや近くにスーパーがあるか、などをチェックしました。

ストラスブール駅(小学校ではありません)

21日、テスト当日。小学校には現地校の中に外国人向けのいわゆるインターナショナル学級が併設されています。息子にはインターナショナル学級を受験してもらいます。現地校の音楽室から「オー, シャンゼリーゼー ♪」という子供たちの歌声が聞こえ、微笑ましい雰囲気の中、息子は緊張気味。妻と息子は入念に想定問答を繰り返します。名前を呼ばれ別室へ・・・・

・・・・30分後、「楽しかった。」と出てきました。
テストといっても絵を描いたりして遊んだようで、特に問題なく終わったようです。
結果は6月下旬に発表なので、もし落ちたら現地校に強制投入です。

12時には現地を発ち帰路へ。

1泊2日、テストと家探しの弾丸ツアーでした。

2012年5月17日木曜日

オーストリアサッカー

サッカーについては全くの素人です。

最近、6歳の息子が仮面ライダーからサッカーに興味が移ってきました。
“オーストリアサッカー” をネットで調べると、ガンバ大阪の宮本と清水エスパルスの三都主が、過去にレッドブル・ザルツブルクでプレーしていたようです。そういえば彼らが昔レッドブルのCMをしていたのを思い出しました。



自宅からバスで10分のところにオリンピックスタジアムがあります。
室内競技場、サッカースタジアム、ビーチバレーができるコート、ロッククライミング場など、
スポーツ施設が集約されています。

TIVOLI STADION
本日はここで、FC Innsbruck という地元チームが試合をしているということで来てみました。




入場料は大人7.5€。

アルプスの山をバックにサッカー観戦するという何とも不思議な空間でした。
結果はUSK Anfiというチームに1-5で惨敗でしたが、子供的には大満足。
機会があれば、国際試合も見に来たいと思います。

2012年5月13日日曜日

rock climbingが好き

こちらの方はrock climbingが大好きです。
あるいは、rock climbingが好きな人がインスブルックにvacationで集まってくるようです。
休日には街なかで、図のようなイベントが開催されます。


ですから、病院の超音波外来に貼ってある、“こんなことすると怪我しますよ~” の注意書きもrock climbingです。しかも英語です。


起用な半月板損傷
アグレッシブな子供たち


確かに外来患者さんにもheavy climberの方が何人か来ています。pulley皮下断裂の患者さんにもこちらで初めて拝見いたしました。

2012年5月9日水曜日

オーストリアで専門医になるまで

オーストリアの教育制度は4-4-4年制で、学期は9月スタートです。
(課題がクリアできないと小学生でも留年します。小さい子の中に大きい子がまじって運動していたりするそうです。)

このうち義務教育は9年間なので、高校以上に進まない生徒は中学校を卒業した後に、1年間の職業訓練所を経て就職します。

多くの男子が義務教育終了後 or 高校卒業後、6か月間の兵役に就きます。

医者になるためには医学部に6年間通学し、国家試験をパスすることが必要です。
オーストリアの医学生は5年生の最後に医師国家試験を受けてしまいます(他のEUは6年生の最後です)。
僕のいる超音波外来にも6年生が実習に来ますが、テストが無いのでみんなとても楽しそうに実習しています。

オーストリアの国立大医学部はウィーン、グラーツ、インスブルックにあり、ザルツブルクには私立大学医学部があります。


国立大医学部は1学年500人で授業料はタダです。医学部以外のすべての学部もタダです。
25%ドイツ、15%イタリア、5%スイス、と国外からもたくさん学生が入ってきます。
外国から来た学生は約半数が母国に帰らず、オーストリアに残るそうです。
外国人学生は学費が生じますが、微々たる額だそうです(ちなみにデンマークは医師不足のため、医学部に入るとお金がもらえるそうです)。

「外国から来る学生の費用も、オーストリアの国費で負担しているのか?」と驚いていたら、それが政治でも問題視されているということでした。

同級生が500人もいますので、卒業後はほとんどが外病院にでます。オーストリアには家庭医の制度があるので、ある程度キャリアを積んだら家庭医になる選択肢もあります。医師数が人口千人あたり4.7人ですから、先進国では多い方だと思います。

いろいろな科をまわって研修する、いわゆるレジデント期間は3年間です。
国が定める医師勤務時間は40時間/週。インスブルック大学では年次有給休暇が5週間保障されていて、若手も含めみんなしっかり使います。

専門科を決めてから5,6年(医師8,9年目)で試験を受けて、専門医になれます。
専門医になるとincomeも変わるとのことでした。

2012年5月4日金曜日

通学路

こちらに引っ越して来た時には、景色にいちいち感動しておりましたが、
日々の生活が、自宅→病院→自宅(徒歩10分)のサイクルに入ってしまうと、真新しさが薄れてしまいます。

それでも天気の良い日のアルプスはやはり美しい。通学路にしている川沿いの景色をupします。












ちなみに6時起床、7時出勤、17~18時帰宅のサイクルで落ち着いてきました。
ボス、同僚、秘書さん、看護婦さん の順で帰宅して16時すぎにはみんないなくなってしまいますが、みんなの仕事がすべて終わってからデータを病院のPCに入力しているためやや残業ぎみです。

2012年5月1日火曜日

木に登るお祭り

日本はゴールデンウィークだというのに、1日しか祝日(メーデー)がないのは損した気がします。

マーチン(同僚)が、「オーストリアの各地で木に登るお祭りがあるから見に行ってみたら?」と薦めてくれたので、自宅からバスで30分かけてお出かけしました。

なんでも、皮を剥いだ木の上に登ると100€ほどお金が貰えるらしく、子供たちは民族衣装でダンスを踊り、楽器の演奏があって、酔っ払いがたくさんいるとのこと。
行ってみよう。・・・妻は「何ソレ?」で自宅待機。


いまいちイメージがわかないまま現地へ。





にょきっとそれらしき木が




会場は演奏を聴きながら、ウィンナーとビールで楽しそう


木登りコンテストは、100€獲得のために我が子を差し向けましたが撃沈。


結局、木のてっぺんまで登れた人はいませんでした。

ここと同じことを各集落で開催しているというので、、なんで人々が木に登るのかを翌日マーチン(同僚)に聞いてみましたが、「木があるからだ」という登山家みたいな回答しか得られませんでした。
五穀豊穣とか健康祈願とかあるんでないの?